女子サッカーニュース

個人的に気になったニュースやネタを掲載

2025/1/28

ようやくマンチェスター・ユナイテッドで適切なポジションを見つけた宮澤ひなた

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マンチェスター・ユナイテッドのダグアウトでは1年半近く宮澤ひなたをどこで起用するのがベストなのか疑問が絶えなかったが、ようやく最適解が見つかったようだ。


プレイヤーオブザマッチに選ばれた際のスカイスポーツのインタビューマヤ・ル・ティシエが「マジック・ミニ・モドリッチ」と彼女を称賛し、

スカイスポーツのコメンテーター、イジー・クリスチャンセンは「中盤のメトロノーム」と評価。

監督のマーク・スキナーによれば「言葉の壁さえ彼女を妨げることができないくらい良い選手」

マーク・スキナー:
「彼女がユナイテッドに入ってきたとき攻撃的なワイドフォワード(ウィンガー)と見なされていたけど、WSLはフィジカルで荒っぽいので彼女にワイドフォワードは務まらないだろうと思った」

「ヒニー(宮澤ひなたの愛称)はどこがフィットするのか?色々彼女を走り回らせてしまった。でも今は攻守両面で状況がよく読めている。彼女はおそらく私がコーチをしたなかで最も聡明なフットボーラーの1人です」

ここ最近4試合、宮澤ひなたと夏に加入したドミニク・ヤンセンを中盤センターで並べて起用することによって開幕後によく見られた攻撃と守備のギャップを埋めるようになった。


「ヒニーがチームにもたらしたものは信じられないほどのフットボール・インテリジェンスです。彼女は常に正しいポジションにいるように見える。彼女とドミニクがバランスをとってくれるから我々はより創造的になることができる」

「開幕当初はまとまりがなくプレッシングも足りなかった。しかし、彼女たちは新しいチームだ。 ヒニーとドミニクは今シーズンまで一緒にプレーしたことがなかった。 まだ12試合目だ、 彼女たちはより連携している」

The Athletic: How Hinata Miyazawa finally found her place at Manchester United


スカイスポーツのインタビューを受けている宮澤ひなたを祝福するために待っているエラ・トゥーン、ミリー・ターナーや他のチームメイト

2025/1/27

ナオミ・ギルマが史上最高額の移籍金でチェルシーに移籍

アメリカ代表DFナオミ・ギルマ(Naomi Girma・24)がNWSLのサンディエゴ・ウェーブからチェルシーに移籍しました。
すでに内定していましたがチェルシー対アーセナルの試合前に正式に発表されました。

サンディエゴ・ウェーブとは2026年までの契約だったので移籍金が発生。移籍金は110万ドル(1億7千万円)で、女子サッカー選手としてナオミ・ギルマが移籍金100万ドルを超える最初の選手になりました。

「チェルシーに来られてとても幸せです。まだ現実じゃないみたいです」
「チェルシーには文化や勝者のメンタリティー、プレイヤー、スタッフと私がプレイしたいと思わせる物がたくさんあります。ここには私が学び、成長するための物が全て揃っています。それこそが私が望んでいるものでチェルシーを選ぶのは簡単でした」(チェルシー公式サイト


2025/1/23

熊谷紗希がロンドン・シティ・ライオネシズに移籍

熊谷紗希がローマからロンドン・シティ・ライオネシズ(London City Lionesses)に移籍しました。
ロンドン・シティ・ライオネシズはワシントン・スピリットとリヨンのオーナー、ミシェル・カンが所有しているクラブで現在はイングランド2部リーグにあたるウィメンズ・チャンピオンシップに所属しています。
移籍前の報道ではローマが抗えないほどの高額なオファーだったようです。

勝手な憶測ですが先日のチャンピオンズリーグリヨン対ローマ戦の後に熊谷紗希さんのセレモニーが行われていましたが、そこでミシェル・カンの目に留まったのでは?



London City Lionesses公式サイト:We're excited to announce the signing of Saki Kumagai from AS Roma for an undisclosed fee.

2025/1/21

ヨーロッパのトップ15クラブの収益が初めて100万ユーロを超える

デロイト・フットボール・マネーリーグが女子クラブチームを対象にしてから3年目にして初めてトップ15クラブの収益(2023-24年シーズン)が1億ユーロ(およそ160億円)を超えたとデロイトがアナウンスしています。
トップ15クラブの収益の合計は1億1660万ユーロ(188億円)で2022-23シーズンから35%も増えています。

トップはバルセロナで1790万ユーロ(28億円)で前シーズンから26%の増加。

2位のアーセナルも1790万ユーロ(28億円)で入場料収益と商業収益がそれぞれ2022-23シーズンから64%、48%も増えています。

3位から5位まではチェルシーが1390万ユーロ(22億円)、マンチェスター・ユナイテッドが1070万ユーロ(17億円)、レアル・マドリードが1050万ユーロ(17億円)となっています。

この結果についてデロイトのティム・ブリッジ氏は次のように語っています
「前シーズンから35%の増加は女子サッカーが主要市場で成長していることを見事に反映しています。投資家やトップ企業は収益だけではなく、クラブの持続可能性や成長により焦点を当てています」
「コマーシャルパートナーや放送局は女子サッカーの注目度が高まっていることを認識していて、新たな市場を開拓し多様な観客や視聴者を惹きつけるために投資を増やしています」




Deloitte: A €100 million milestone: Top ranked women’s football clubs generate record breaking revenues
sportcal: Women’s soccer revenues grow 35% across top 15 clubs

2025/1/17

レネー・スレガースがアーセナルの暫定監督から正式に監督に就任


Renée Slegers




アーセナルは10月にジョナス・アイデバル監督が辞任し、アシスタントコーチのレネー・スレガース(Renée Slegers)が暫定監督として指揮していましたが、1月17日に正式にアーセナルの監督として就任することになりました。
当初は2024年のウィンターブレイク前まで指揮する予定でしたが、レネー・スレガースが率いて以降のアーセナルはWSLとWCLで11戦10勝1引き分けの好成績を収めていたためそのまま継続して指揮することになったようです。
契約は2025-26年シーズン終了までとなっています。

オランダ人のレネー・スレガースは監督としてスウェーデンのローゼンゴードで2021年と2022年にタイトルを獲得した後、2023年の夏にアシスタントコーチとしてアーセナルに加わりました。

「みんなと一緒に旅を続けることができてとても興奮しています。ヘッドコーチとしてこのクラブを代表することは素晴らしく名誉なことです。そして、私は私たち全員が成し遂げられるという強い信念を持っています」
「この数ヶ月、私は選手とスタッフの中で共同の所有者であるという意識と責任感が広がっているのを感じてきました。それが私たちの強みになり、この気持ちを育みながら前進していけると確信しています」
「ファンの熱意と親密さを感じられたことは私にとってとても大きな意味を持ちました。心から感謝しています。私たちはトロフィー獲得につながる素晴らしいもの届けたいですし、そのために全員が重要な役割を果たさなければなりません」