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スウェーデンのDivision 4 Skane Northwestに所属しているÄngelholms FF(エンゲルホルムFF)はシーズンを無敗・無失点で終えたのにも拘わらず優勝を逃したため、人口40000人の砂浜に旅行者が訪れるエンゲルホルムの町の人々は困惑しています。
エンゲルホルムはシーズンを15勝3分0敗78ゴール無失点で勝点48。
優勝したLjungbyheは16勝1分1敗121ゴール14失点で勝点49。
エンゲルホルムは3つの引き分けが尾を引き、勝ち点1の差で優勝することはできませんでした。
しかしながら失点ゼロでシーズンを終えたのも偉大な記録です。
「無失点というのは、無敗でいることよりも大きな達成感のような気がします」とエンゲルホルムのアシスタントコーチLars Norbergは言う。
「シーズンが進むほど対戦相手はクリーンシートを破ろうとしてきました。そして、それは彼女たちにとってシーズンを通してクリーンシートを守るために戦うモチベーションとなりました」
「ゴールキーパーがPKを止めた試合もあったし、PKを決めた試合もありました」
「今シーズンはタフなチャレンジでした。チームは若く平均年齢は17歳なので、少女のサッカーから女性のサッカーへの移行にどのように対処できるかが課題でした」
「素晴らしいシーズンになるはずだったのに、最後のフィニッシュラインで躓いたのは奇妙な感じです」
「もし3試合の引き分けの内1つでも勝っていたなら歴史は変わっていたでしょう。でも今は日曜の試合に勝たなければなりません。勝って次のdivisionに進むことで傷にバンドエイドを貼ることかできます」
The Athletic: The team who were unbeaten all season without conceding a goal. And finished second
SPORTBIBLE: Swedish club go invincible without conceding a single goal all season and still don't win their league
FIFAがサウジアラビアの国営石油会社であるアラムコとスポンサー契約を結んだことに、24カ国から集まった106人の女子プロサッカー選手が署名した公開書簡をFIFAに提出しました。
選手たちは、アラムコは環境問題や人権問題に関与しておりFIFAが掲げる「包括的」な価値観と相容れないと主張しています。公開書簡のはじめにはこの契約は女子サッカーに対して「中指を立てている」と書かれていて、気候変動への影響、女性の権利侵害、LGBTQ+の人々に対する迫害など、アラムコの活動によって生じている問題点が列挙され、このスポンサー契約は女性サッカーを後退させる行為だと批判しています。選手たちはFIFAに対しアラムコとの契約を見直すよう求めています。
「サウジ当局は、スポーツのスポンサーシップに数十億を費やし政権の残忍な人権問題から目をそらそうとしていますが、女性に対する扱いはそれ自体が語っています。気候危機に対して明らかな責任を負う企業がLGBTQ+の人々を犯罪化し、女性を体系的に抑圧する国家によって所有されていることを考えるとそのような企業が私たちの美しいゲームをスポンサーする場所はありません」
何故アラムコが問題なのか?
環境への影響:世界最大の国有石油・ガス企業であるアラムコは、気候変動の主要な要因の一つとされています。その操業は世界の歴史的な二酸化炭素排出量の4%以上に関連しており、地球上で最も多くの汚染を引き起こしている企業の一つです。気候変動への対応がますます重要視される中、アラムコがスポンサーシップに関与することで、「スポーツウォッシング」(スポーツや他のプラットフォームを利用して環境問題から目をそらす手法)への懸念が高まっています。
人道的懸念:アラムコはサウジアラビア政府によって所有されているため、同国の人権問題に対する批判が寄せられています。特に、女性やLGBTQ+、政治的反体制派に対する扱いについて、サウジアラビアは国際的な批判を受けてきました。
国連の調査:アラムコは最近、環境および人道的懸念に関して国連の調査対象となっており、そのビジネス慣行にさらに注目が集まっています。これにより、アラムコがスポーツを含む主要な国際イベントのスポンサーとして適切であるかどうかに疑問が投げかけられています。
FIFAはアラムコとのパートナーシップを重視しスポンサーシップ収入は女子サッカーのすべてのレベルに再投資されていると主張しています。
BBC: Women footballers urge Fifa to end Saudi oil deal
Her Football Hub:FIFA Saudi oil deal has ‘no place’ sponsoring women’s football, say 106 players
アーセナルの監督ジョナス・アイデバル(Jonas Eidevall)が辞任しクラブを退団したことをクラブが発表。
新監督が決まるまではアシスタントコーチのレネー・スレガース(Renée Slegers)が暫定監督を務めます。
アイデバルは2021年にスウェーデンのローゼンゴードからアーセナルの監督に就任。2度のリーグカップタイトルを獲得し、22-23シーズンのチャンピオンズリーグでは準決勝まで進みました。
クラブが辞任を促したのか自ら辞任したのかは不明ですが、エヴァートンにスコアレスドロー、チャンピオンズリーグでバイエルンに5-2、チェルシーとのロンドンダービーで1-2で敗戦した最近の3試合で決断をしたようです。チェルシー戦の後にはエミレーツスタジアム近くで「Jonas out」のグラフィティが描かれ話題になっていました。
ファンからはあまり支持されていなかったようでSNSでは喜びの声が多いようです。辞任直後のイギリスのXのトレンドではアーセナルからシティーに移籍したミーデマが入っていました(アーセナル公式サイト)
マンチェスター・シティ監督ギャレス・テイラー
ジョーイスタジアムの観客数が5,508人のクラブレコードだったことについて
「彼女たちのパフォーマンスがサポーターを引き込み、ファンもチームを後押ししてくれて、それを見るのは素晴らしいことでした。
間違いなくジョーイスタジアムで私が目にした中で最高の雰囲気でした。サポーターには本当に感謝していますし、彼らを幸せの気分のまま帰らせることができたと思います。
次の試合でもまた足を運んで、選手たちを応援してくれることを願っています」
1ゴール1アシストのナオミ・レイゼル(Naomi Layzell)について
「彼女にとって2度目のチャンピオンズリーグの試合で、慣れないポジションでバルセロナ相手に得点しアシストするなんて信じられないよ。
でもナオミのことを知っている人なら驚かないかもね。彼女はとても謙虚で指導もしやすく、情報をしっかりと取り込んでいる。
本来のポジションではない右サイドでプレーしていて、彼女は間違いなくセンターバックの選手ですが、WSLやチャンピオンズリーグで見せたパフォーマンスは素晴らしい。彼女は喜びの絶頂にいるだろうし、ケガがひどくないことを願ってるよ」
試合のパフォーマンスについて
「前半のパフォーマンスは(私が指揮をした中で)間違いなく最高のレベルで、後半では厳しい時間帯が来ることを予想していましたが上手くそれを乗り切りました。
バルセロナに敬意を表しますが、我々がバルセロナにかけたプレッシャーを考えると前半で3点リードしていてもおかしくなかったと感じました」
バニー・ショーがナオミ・レイゼルについて語る
「正直なところ、彼女はマジで緊張していたので、彼女のことがとても嬉しいよ!今週はずっと試合に向けて緊張が高まっているのがわかっていたけど、ナオミが今夜見せたパフォーマンスは半端なかったよ」
アレクシア・プテリャス
「この結果が予想外かどうかは分かりません。私たちは勝利するのが当然だとは決して思っていません、とりわけチャンピオンズリーグで昨シーズンのリーグ制覇まであと僅かだった相手に対しては。
私たちは懸命にプレイし全力を尽くしています。今日は明らかに勝利を手にすることができませんでした」
「私たちのことを知らない人たちのために言っておくなら、私たちは常に敗北から何かを獲得して学んでいます」
アイタナ・ボンマティ
「マンチェスター・シティにおめでとうと言いたい。彼女たちは勝利に値します。前半は驚かされましたが後半は彼女たちのプレッシングに対応できました。
まだ最初の試合が終わっただけです。サポーターの皆さん、私たちはモンジュイックであなた達を待っています。グループステージは重要です」
「負けることはいつも傷つきます、特にバルサのようなチームにとっては。それでも私たちも人間ですし、負けることもあります。
今は自己批判して改善する時です。チャンピオンズリーグ優勝チームとして、私たちは常にすべてに勝ちたいと願っています。
だからこそ、今日の敗戦は本当に傷ついています」
清家貴子がバークレイズ・ウィメンズ・スーパーリーグの月間最優秀選手賞を受賞。
WSLデビュー戦でのハットトリックは史上初でインパクトは絶大でした。
After making a roaring debut in the #BarclaysWSL, Kiko Seike is the @BarclaysFooty Player of the Month!@BHAFCWomen pic.twitter.com/stKFSe3UsE
— Barclays Women's Super League (@BarclaysWSL) October 10, 2024