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2026/7/12

マディー・キューザックの死因審問は12月まで延期されることに



6月29日に始まったマディー・キューザックの死因審問は、当初は今週金曜日で証言聴取を終え7月27日に検死官が結論を示す予定でした。しかし木曜日、新たな証拠書類が提出されたことにより手続きが遅れることになり、一旦審問は中断され、再開は12月7日から行われることになりました。

7月6日:

ジョナサン・モーガン氏が、マディーの死後に行われたFAの調査の中で、彼女を「基本的に嘘つきだった」と表現していたことが審問で明らかになりました。しかし、マディーを怒鳴ったことや「サイコ」と呼んだことは一貫して否定し、彼女の体調を気にかけていたと主張しました。

マディーを「下半身が重い(bottom-heavy)」と評したことは認めましたが、これは体重ではなく、脚の筋肉について述べたものだと説明。

就任初戦でマディーを起用しなかった件についてモーガン氏は、フィジオのフランチェスカ・カー氏から医学的見地でマディーが「出場可能な状態ではない」との助言を受けていたと繰り返し主張(カー氏も先週水曜日に同様の証言をしている)。

2023年8月、マディーの身なりが「だらしなく」なっていたことに気づき心配したとも証言。普段は身だしなみに気を配るタイプだったのに「ベッドから出てそのまま来たような状態」だったといいます。声をかけたところ、マディは自宅の購入が良い投資だったか不安に思っていると話していたとのこと。また、交際相手グレース・リグラーがルイスFCへ移籍し遠距離恋愛になったことで、彼女を「恋しがっている」様子だったとチーム内から聞いていたとも述べました。

7月7日:

遺族側弁護士は、書面証言を提出していたマッカラム氏(元シェフィールド・ユナイテッド女子チームゼネラルマネジャー)に対し、「クラブは人々を失望させた」と述べていたことの確認を求め、マッカラム氏は「ある面ではそうだ」「クラブは複数の人々を失望させた」と認めました。「マディーに関してもいくつかの点で失望させたか」との問いにも「イエス」と答えています。

モーガン氏の監督就任プロセス中に前任のチームゼネラルマネジャー、ジョンソン氏がクラブ幹部(カール・シーバー氏、ヴィッキー・アンダーソン氏)へ送ったメールの一部が読み上げられました。その中でジョンソン氏は、3人の候補の中でモーガン氏を最もよく知っているとしつつ、「業界内での評判は決して良くはないが、経歴は良い」とし、「フィットするかは分からないが今回の応募者の中では確実に彼の方がましだ」と助言していた。

マッカラム氏は、就任前にモーガン氏の評判についてどの程度把握していたか問われ、「聞いていた限りでは、勝利のために意志が強く、厳しい決断も辞さないタイプという評判だった」とし、それ以上の情報は知らなかったと述べました。また、モーガン氏がマディーを怒鳴ったり、ぞんざいに扱ったり、悪く言ったりする場面を見たことは一度もないと証言。

7月8日:

シェフィールド・ユナイテッドの元牧師、デルロイ・ホール博士が証言し、マディーが自分と話していることをクラブに知らせないでほしいと、繰り返し頼んでいたと明らかにしました。ホール氏は2017年から、マディの死のおよそ2か月後にあたる2023年11月まで牧師としての活動をボランティアで務めていました。選手が自分を頼るのは最後の手段だと思っていたとし、マディとは2023年8月に複数回、特に8月23日に話をしたと述べています。

ホール氏は、マディーに自傷などのリスクは感じなかったものの、フットボールとマーケティング部門の業務の両立によるプレッシャーを訴えていたと証言。トレーニングと仕事で週7日埋まっていた状態だったといい、彼女の労働時間について「持続するのは可能ではない」と伝えたことを覚えていると述べました。また、2023年夏にルイスFCへ移籍した交際相手のリグラーさんに会うため片道4時間の運転をしていたことにも触れていたとし、呼吸法などの対処法を助言したことも明かしました。ホール氏は、マディーの死後に一部のチームメイトを支援した後、2023年11月に誰に報告すべきか分からなくなったことを理由にボランティア職を辞任したと述べています。

7月9日:

検死官は、新たに提出された書類を受け、元クラブドクターのバス氏と元フィジオのカー氏を再度呼んで追加の証言を求める必要があるとし、また当初6月29日に証言したかかりつけ医のバティ医師からもさらに話を聞く可能性があるとしました。そのため、一旦審問は中断され、再開は12月7日から行われることになりました。

12月7日の再開時には、カー氏、バス氏、ボウスキル氏の証言を予定し、その後7月の未消化分へ戻る見込みです。母デボラさんも希望すれば追加で証言できるとされています。

医療記録についても検死官はクラブ側弁護団に、女子チームの記録管理システムについて「その後の追記や別の記録がないか、記録が削除された形跡がないか」を調べるシステムの詳細な監査への協力を要請。加えて、シェフィールド大学付属病院NHSトラストに対しても、2022年8月から死去までのマディの医療記録を別途請求し、記録へのアクセス履歴の確認を求めるとしました。

検死官は最後に、遺族、交際相手だったリグラーさんをはじめとする関係者に改めて謝罪し、「12月まで審問を終えられないことを心から申し訳なく思う」と述べ、9月の命日や10月の誕生日にも思いを寄せると付け加えました。

Guardian:

Jonathan Morgan labelled Maddy Cusack ‘generally a liar’ in FA investigation, inquest hears

Maddy Cusack and players were let down by Sheffield United, inquest told

Maddy Cusack did not want Sheffield United to know about talks with club’s former chaplain, inquest told

Inquest into Maddy Cusack’s death adjourned again after new documents lodged

2026/7/6:マディー・キューザックの死因審問1週目のまとめ