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2月2日のマンチェスター・シティ対アーセナル戦に3-4で敗退後、ソーシャルメディアでバニー・ショー(Khadija "Bunny" Shaw)は人種差別と女性蔑視による誹謗中傷を受けました。
2月6日のアーセナルとのリーグカップ戦を欠場し、2月16日のリバプール戦で復帰したバニー・ショーは1点目のゴールを決めた後、Black Power Salute(拳を高く掲げ黒人差別に抗議する示威行為)を行い、人種差別に対するパワフルで重要な抗議の意思を示しました。
リバプール戦で2ゴールを決めたバニー・ショーはスカイスポーツのインタビューに
「タフな数日間の後にゴールを決めれたのは良かった。チームも良くやってくれたし得点し続けられて幸せだよ」と答えました。
監督のガレス・テイラーは試合後のスカイスポーツのインタビューに答え、バニー・ショーのBlack Power Saluteに
「説得力があった。彼女は誇り高い黒人女性だ。彼女がどこから来たのかというのは彼女にとってとても大きな意味を持つ。私たちは常に彼女をサポートする。そして、観客の反応も彼女にとって大きな意味があった」
ジョーイ・スタジアムに応援に駆けつけたリバプールの若いファンは
「私たちはバニーと共に立ち向かう。差別はフットボールの世界では歓迎されない。友好的であるべきだ」とボードを掲げた。
アーセナルのロッテ・ウッベン=モイは
「受け入れられない。私たちはバニーや他の人種差別を受けている人たちの側に立っている」とインスタストーリーに投稿。
イングランド代表に招集されたGKメアリー・アープスは
「それを聞いてとても動揺しました。でも、彼女がリーグカップ戦に出場するのを自ら辞退したのは妥当だったと思います。そうせざるを得なかったのは本当に残念だが、もしそれが彼女の平穏を守り自分自身を守るために必要なことだと感じたのなら、彼女にはそうする権利があります。願わくば、人種差別から選手たちを守る方法が見つかればと思いますし、何らかの方法で手助けできることの望んでいます」とスカイスポーツのインタビューに答えています。
WSLは2月5日に
バニー・ショーとミリー・ブライト(チェルシーのミリー・ブライトは0-1で辛うじて勝利したアストン・ヴィラ戦後にサインを要求したファンにfucking shitと罵られた)の週末の出来事を聞き衝撃を受け深く悲しんでいます」
「選手・コーチ・審判は対面でもオンラインでも、いかなる形の誹謗中傷を受けることなく自分の仕事を全うできるようにならなければなりません。女子サッカー界、そして社会全体においてもそのような行為が許される余地はありません。私たちは両クラブと連絡を取り必要なサポートを提供する準備をしています」と声明を出しています。
マンチェスター・シティはバニー・ショーに向けられた人種差別と女性蔑視による誹謗中傷に関して調査を進めるとしています。
「バニー・ショーは卑劣な行為を行った人物たちに注目を集めさせないために公にメッセージを共有しないことを選びました。しかしその内容は関係当局に提出されていて調査が進められています。クラブは彼女が受けた許しがたい扱いに対し全面的なサポートを提供します」
ウィキペディア: Black Power Salute(ブラックパワー・サリュート)
BBC: 'A proud black woman' - Shaw's 'powerful' gesture after starring role
The Athletic: How Man City forward Khadija Shaw responded to racist abuse
Goal.com: 'Creeping into the women's game' - Chelsea & Lionesses star Millie Bright opens up on being labelled 'f*cking sh*t' by fan who asked for autograph