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2025/7/21

イングランド代表はDFジェス・カーターに向けられたオンライン上での人種差別発言「Online Poison」を非難

イングランド代表DFジェス・カーターはオンライン上で人種差別を受けたことに対する声明をSNSで発表しました。

ジェス・カーターは初戦のフランス戦で左サイドバックでのプレイの拙さ(その後の試合はセンターバックでプレイ)や、スウェーデン戦では1点目の不用意なパス、2点目のブラックステニウスに簡単に裏を取られたプレイなどに対しての批判されていましたがそれにかこつけて人種差別をする輩がいた模様です。

ジェス・カーターはSNSで
「トーナメントが始まってから私は人種差別による虐待を受けてきました。パフォーマンスや結果について、すべてのファンが意見を持つのは当然のことだと思います。でも、誰かの外見や人種を攻撃するのは決して正当化されるものではないし、私はそれに同意できません。このような理由から、しばらくソーシャルメディアから距離を置き、今後はチームに対応を任せることにします」

イングランド代表ライオネシスも
「自分たちの国を代表することは最高の名誉です。しかしその最中に、肌の色が違うという理由だけで一部の選手が異なる扱いを受けるのは決して正しいことではありません。これまで私たちは、試合前に膝をつくという形で人種差別に対する姿勢を示してきました。しかし、私たち自身、そしてフットボール界全体が人種差別と闘うための新たな方法を見つける必要があるのは明らかです。そのため私たちはチームとして話し合い、火曜日のキックオフ前には起立したままでいることに決めました」

と声明を発表。

イングランド代表だけでなくUEFA、NWSLなども今回の件に対して非難し、ジェス・カーターと共にいると声明を出しています。

また、FAは
「ジェスが人種差別的な誹謗中傷を受けたことを把握した直後、私たちはすぐに警察に通報しました。警察は該当するソーシャルメディアプラットフォームと連絡を取っており、私たちも警察と連携してこのヘイトクライムの加害者が法の裁きを受けるよう取り組んでいます」と発言しています。

The Guardian: England condemn racist ‘online poison’ aimed at Jess Carter during Euro 2025