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ブラックバーン・ローヴァーズがクラブの財政的な問題のため来シーズンのWSL2(旧チャンピオンシップ)参加を辞退することになりました。
クラブの公式サイトでの声明によると、
リーグの新しい最低ライセンス要件(完全プロフェッショナルモデルへの移行、選手との契約時間の延長、スタッフレベルの増加、それに伴う賃金コストの増加など)を満たすための資金の提供は現在の財政構造では維持できないため、と説明しています。
また、全リーグ戦をイーウッド・パークで開催したにもかかわらずホームゲームの観客数に目立った増加がなく(平均観客数は1000人以下)、試合日の商業的収益やスポンサー収入が不足していることも要因として挙げられています。
昨シーズンもレディングが財政難のためチャンピオンシップから撤退し、5部リーグに参加していましたが(2024/7/1のニュース)2年連続で2部リーグから撤退するクラブが出てしまうことになりました。イングランドの女子サッカーの規定ではリーグから撤退した場合は少なくとも2つ下のカテゴリーから再参加できることになっているので、ブラックバーン・ローヴァーズもリーグの規定により2個以上下のカテゴリーで戦うことになります。
WSLの最高責任者ニッキー・ドウセットは
「女子サッカーにとって悲しい日です。ブラックバーン・ローヴァーズの選手、スタッフ、そしてファンの皆さんのことを想うと心が痛みます。今シーズンを通じてクラブと共にこのような結果を防ぐために努力してきましたが、こうなってしまったことに非常に失望しています」
とコメントしています。
ブラックバーン・ローヴァーズ公式: Club Update: Blackburn Rovers Women
The Guardian: Blackburn forced to withdraw from WSL 2 on ‘sad day for women’s football
2024/7/4: ブラックバーン・ローヴァーズの選手たちは来シーズンを最低賃金で活動
2024/7/1: 財政難のレディング、来シーズンは5部リーグで戦うことに